須賀敦子全集 第8巻

著者 :
  • 河出書房新社 (2000年11月1日発売)
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本棚登録 : 21
感想 : 3
5

著者の生涯もまとめられていますし、
家族への書簡や、愛するペッピーノへの
書簡も…

本当に家族を心から
愛していたのでしょうね。
そして、ペッピーノも愛していたのです。
ケライが欲しかったけど
その夢は果たされることはありませんでした。

彼女はイタリアの文化を日本に伝えるのに
尽力していました。
カトリックを扱う人はおかたいというイメージが
強くなりがちなのですが
この方には、その威圧感はまったく
感じませんでした。

むしろ芯の強い
やるといったら考えを曲げない
強い女性でしたね。

深く考えることを実践し、
病床にあっても、
なお深く考えることをやめなかった彼女。
私はまだまだ、彼女のスカートのすそすら
つかめなさそうです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他本
感想投稿日 : 2017年2月26日
読了日 : 2017年2月26日
本棚登録日 : 2017年2月26日

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