三島由紀夫の死の直前の作品。
とにかく全編にわたって尋常ならざるほどいらだっている感じなのだが、いらだちがポジティブな方向に向けられていて、netの世界にありがちなネガティブや寂しさ拡大再生生産なナヨナヨしたタイプのいらだちではない。割腹自殺する作家のいらだち方はマッチョだなと。
男の生活、男の肉体は、それに向かって絶えず振り絞られた弓のように緊張していなければいけない。私は町に緊張を欠いた目をあまりに多く見すぎるような気がする。-29
この一節にすべてがはいっているかんじで、緊張感のない目をした輩がとにかく嫌いなんだろうなと。
登録日 : 2009年12月17日 00:31:56
コメント
まだコメントはありません。