三度目の殺人【映画ノベライズ】 (宝島社文庫)

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yumiさん  未設定  読み終わった 

映画の公開があったので手に取りました。
真実を求めるために重盛が最後まで三隅と関わり合いますが、
何度も供述が変わるのでそのたびに翻弄されていくので、
読んでいても考え方ががらりと変わるので最後まで気が抜けません。
真実を知るためには司法という壁を突き破るべきか。
実際の裁判ではこのようなことがあるのは少ないかと思われますが、
あるとしたら司法の難しさというのを感じました。

人殺しは普通での人間ではないということ。
それは生まれつき殺人の欲求を抱いてしまう人なのか、
それとも環境によってそうなってしまう人なのか。
世の中でもあまりにも残虐で動機が不可解な事件が起きると
専門家が語っていることでさえも
解明できないことがあるので現場に立ち会わせている人達から
みるときっとこんな見解になるのかもしれないと思ってしまいました。

次々と真相が明らかになっていきますが、
その中で被害者と娘の関係はとても残酷で胸に詰まる思いがします。
それが果たして三隅が善意でしたことなのか、
それとも利用したことなのかが謎です。
他の人達もここでは本当の事を語っていないので
どれが本当のことなのか
考え出したら切りがなくなりそうです。
果たしてこの事件の真相は・・・と言いたいところですが、
この判断はそれぞれに委ねられているのでもどかしかったです。

情景や心情などが大雑把に描かれていているので
脚本を読んでいるかのようでした。
普通のミステリー小説と比べてしまうと物足りないと思うので、
ノベライズ本と割り切って読めば違和感はないかと思います。

レビュー投稿日
2017年9月10日
読了日
2017年9月9日
本棚登録日
2017年9月10日
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