この作品の中の
「心から晴れ晴れとした日など一日もなかった」
という文に本当に共感します。
私もそうでした。小さい頃から、毎日何かしら楽しいことや悲しいこと
が色々あって、笑ったり泣いたりしながら過ごしてきたけれど
人生で心から晴れ晴れとして過ごした日など一日もありませんでした。
毎日何かに悩んでいたし、色々考えて深く落ち込んだりしてました。
今でもそうです。
自分だけじゃなかったんだ、という安心感、そして
みんな同じなのかもな、という思いが芽生えました。
私も小さい頃の失敗とか、傷ついたことって
いまだに覚えてるんですよね。心から消えなくて。
ふとした瞬間に、そんな嫌な思い出が頭のなかを
駆けめぐって、すっごく落ち込んでしまうんです。
でも、そんな思い出も全部抱えて生きていかなければならない。
前を向いて歩いていかなければならない。
私にとってこの本は、生きる勇気をくれた本でもあります。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2012年10月9日
- 読了日 : 2015年3月10日
- 本棚登録日 : 2012年10月9日
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