これは、ちょっと文章を書き慣れている、中級者向けの本だと思います。
今まで文章術の本を開くと、ごくごく初心者向けの内容ばかりだった気がします。
原稿用紙の使い方も、段落で改行することも知らない。そういった人向けの本が多いのです。
この本はそれとは対照的に「文章を書くことも本を読むことも慣れているが、それ故に陥るミス」に照準を当てているように感じました。
難しい言葉を使いたがったり、含みを持たせたくて回りくどい表現で書いてしまったり…どれも心当たりのあるミスです。
新聞編集者が書いているだけあって、キレのある説明が端的で理解しやすいです。
例文を読んでいると「えっ、こんなに綺麗な文章に直すところがあるの?!」と驚くことの連続でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年10月24日
- 読了日 : 2015年10月29日
- 本棚登録日 : 2015年10月23日
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