クワイエットルームにようこそ (文春文庫)についてのmizutetsuさんのレビュー
ぼそぼそとパン屑がこぼれてしまう。たどれば帰り道が分かるようで、風に散らされ分からない。それなら、お茶でも入れてお話を。
本
/ 文藝春秋
/ 148ページ
/ 2007年08月発売
レビュー by mizutetsuさん
小説・物語
読み終わった
読了日 : 2011年08月10日
登録日: 2011年08月08日
2011-08-08T13:26:01+09:00
現世におけるちょっとした地獄の歩き方なのかねぇ。
読んだ時は普通にストレートに読んで距離も取りやすいけれど
今、改めて評を書こうと思うと、なんとなく輪廻の世界観に
近いものが見えるような気がする。
紙一重しかないのに致命的な分水嶺がそこかしこに。
主人公はその中で開き直るけれども、そこには居座らない。
そこでの喜びもあるけど、持ち帰らない。
万物は巡る。魂も巡る。社会的立場とやらも巡る。
ぼやぼやしていられないようで、それならそれで逆にやりようはある。
そして空がある。
レビュー登録日 : 2011年08月12日
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