twitterで話題になる直前に友達に借りた。
ロングアゴーは子供のずるさや嫉妬を丁寧に追っていて、
読んでいてしんどくなった。
でもそういうマイナスの感情や打算を、
『いけないもの』ってくくるだけじゃ見えないものがあるとおもう。
お母さんはそういう事を言いたかったんだと思う。だから自分の中の『媚』というかいろいろな弱さを、受け止めてあげろと。
「Dei Energie 5.2☆11.8」は今twitterで話題の電力会社勤務の人の話。
いろいろとトラブルがある中で、最後に主人公が言う『僕はただの加害者でいい』というセリフが好き。電力の生産側もだけど消費する側も加害者側ではあるのだから、責めたり否定するだけで思考停止するなということか。
作者自身は特に否定的でも肯定的でも無いと思うけれど、
原発の持つ人体に対するどう仕様も無い有害性についてはやはり注目していたと思う。
セルフマーダーシリーズは、なんともノーコメント。
ただ、自死に至るプロセスにも多様なものがあるはずという視点はおもしろいけど。
実際の自殺は、なんというかもっと孤独だと思う。あんなにも人が密接に関わるものだとは、とても思えない。個人的に。SFとして読めば面白いのかもしれないけれど。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
少女漫画
- 感想投稿日 : 2011年4月30日
- 読了日 : 2011年4月30日
- 本棚登録日 : 2011年4月30日
みんなの感想をみる