大局観 自分と闘って負けない心 (角川oneテーマ21)

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著者 : 羽生善治
mkt99さん 新書   読み終わった 

いつも注目している羽生善治名人の考え方の一端を覗える新書。
物事を合理的に突き詰めて考えるというよりも、人生の総合力を問われる見地にて選択・判断を下すということである。そのためにはリスクとのつき合い、挑戦する勇気、感情、ミスを犯した場合など人生を鍛える言葉に満ちていて、超一流のアスリートの言葉だけになるほどなあと思える部分は多い。
自分として特に共感した部分は、選択肢を広げ過ぎず、あえて可能性を落とせという話と、「合成の誤謬」の話です。前者はいわゆる仕事がデキる人のバロメータの1つだと自分も思っていたので、賢い人はそうなんですよね。後者は、合理的な判断の積み重ねが必ずしも成功につながらない局面が世の中的にも自分の周りにもあることなので、自分としても最近着目しています。
ただ、本として本書はどうかというと、ひとつひとつの話はよくわかるのだが、例え話がハズしているように思えることが多々あるのと、話の要点がぽんぽん変わるので、論理的に理解しようとすればするほど混沌としてきてしまいました。(笑)まあ、天才の真髄を活字で理解しようとすることが無理ということなんだと逆に思いましたけど。なので評価は本としての評価点にしています。
加藤九段の繰り返しの話と、坂田三吉の端歩が「今にわか」った話は面白かった。
最近は渡辺竜王などの新世代に押され気味なのが心配であるが、これからも新たな境地でもって大いなる壁となって頑張ってほしい。

レビュー投稿日
2011年3月6日
読了日
2011年3月5日
本棚登録日
2011年2月27日
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