絵画や書に込められ悪さをする思念を美人であやかしな表具師の師匠が収める物語。
前巻では表具師と言う仕事の物珍しさが勝ってしまったところがあったけど、2巻目と言うことで前巻より落ち着いて楽しめた。
今作の妖は鎌鼬と座敷童とぬらりひょんと言うレギュラーメンバー以外の妖のお話。
最後の兵助さんはレギュラーメンバーだけど妖じゃないしね。
どの話も絵にこもった思念以上に妖たちの人との思い出を大切にしようとする想いが温かくていい。
ただ、今回は過去話が多かったので、できれば今を生きる人との交流ももっと見たいと思う。
ちなみに同級生の女子高生の恋バナエピソードはチョット違和感。
作品にうまく馴染んでいない気がする。
あと、恋バナというと本作では兵助の恋バナもあったけど、むしろ洸之介のコイバナがほしい(笑)
それってやっぱり環さんだろうか?
揚羽さんでもいいけど(笑)
兵助の婚約者が大物なだけに笑洸之介には頑張ってほしいなあ。
読書状況:読み終わった
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エンタメ
- 感想投稿日 : 2016年1月19日
- 読了日 : 2016年1月19日
- 本棚登録日 : 2016年1月15日
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