いわばどん底の生活を送る女性の再生物語。
感情の振れ幅のやたらと大きな主人公やどこからその発想がと思う(笑)変な掛け合いは、ゆゆこ先生の定番だ。
どうにも鬱で取り返しのつかない展開後に訪れる再生の場面はいわば力付く。
いや、体を動かすって大切だよなあ(笑)
再生後に漂う明るさがほっとさせてくれる。
……のだけど、読み終わった印象は正直ちょっと微妙。
だって、ラストの病気の話はいるだろうか?
元彼との一線を越えるための切っ掛けだとしても、これはこれで暗い未来を想像してしまう。
しかも、そういうところで終わってるし。
このラストは個人的にはいらないかな。
ファンタジー設定の弟も、さて、どういうことなんだろうと考えてしまう。
本人だけでなく、ほかの人にも見えるんだよね?
それって、リアルに精霊の類ではないかと。
長野の山奥にはきっといるんだ(笑)
文芸誌でのこれまでの3冊は結構似たような雰囲気の話が続いた気がする。
ここらで全然違うテイストの作者のお話も読んでみたい。
ぜひ!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エンタメ
- 感想投稿日 : 2017年11月30日
- 読了日 : 2017年11月30日
- 本棚登録日 : 2017年11月30日
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