風の陣【風雲篇】 (PHP文芸文庫)

著者 :
  • PHP研究所 (2010年10月12日発売)
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本棚登録 : 216
感想 : 22
3

シリーズ第4巻
道鏡の失脚から、次代への胎動まで。

これまで読んできて初めてすっきりとした読後感だった。
やっぱり勧善懲悪って大事(笑)
いやまあ、本当は直接的な対決の勝利って言うのが大きいかな。
あと、陸奥で穏やかな明るさが描かれたのが嬉しい。
特に、田村麻呂とアテルイとの邂逅が、その後の運命を知っていると、心に響く。
この明るさがずっと続けばよかったのになあ。

嶋足については相変わらず主人公としてはもの足らないけど、もう仕方ないな。
最後につらい運命が待っているだろうことが『火怨』で仄めかされているので、この先が不安だ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2015年11月4日
読了日 : 2015年11月4日
本棚登録日 : 2015年11月2日

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