ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア6 (GA文庫)

著者 :
制作 : ヤスダスズヒト 
  • SBクリエイティブ (2016年6月14日発売)
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感想 : 9
4

ダン待外伝6巻目は遂に一度もベル君たちが出てこない完全なスピンオフ。
もう外伝じゃないよね(笑)

今巻は例の双子のアマゾネス姉妹に焦点を当てたお話だった。
時間軸的にはイシュタルの悪巧み前夜でイシュタルファミリアの面々も登場する。

いやそれにしてもティオネとティオナの姉妹は壮絶な生い立ちだったんだなあ。
本編からは全く予想できなかった。
蠱毒の壺か虎の穴かと言う過酷な世界の中で、でも姉妹は互いに気付かれないように互いを守りあってきたんだね。
”二人ぼっち”は、そんな二人にとって世界そのものだったんだろう。
けれど、今の二人はもう二人ぼっちじゃない。
世界は二人にとって劇的に変わったんだ。
それでもみんなに迷惑かけたくない二人はもう一度二人ぼっちになろうとする。
バカだなあ。
そんなことできるわけないのに。
たとえ二人がそう望んでも、そうさせてくれる訳がないのだ。

闇夜の城壁上に翻るトリックスターのなんと頼もしいことか。
絶体絶命に駆けつける仲間たちのなんというカッコよさ。
あれ程苦戦した相手をいとも簡単に叩き飛ばす仲間たちのなんというデタラメな力強さ。
これは二人の姉妹の絆の話とともに、一つのファミリアの絆の話なのだ。
ベルたちのヘスティアファミリアが強い絆で結ばれているように、ロキファミリアにも強い絆があるんだなあ。
うん、良かった。

ちなみにアマゾネスの戦士たちはみんな骨抜きになっちゃたのね?
それって、この先ロキファミリアの男どもが子種として狙われることになるんじゃ?
姉妹が狙われるよりも厄介じゃない?(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル
感想投稿日 : 2016年11月13日
読了日 : 2016年11月13日
本棚登録日 : 2016年11月13日

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