「今更」で片付けてよい問題だろうか?
リーマンショックで話題になったトヨタショック
それに関する本が安売りされていたので、ついつい手を伸ばした
大企業病と言われる風潮が、トヨタ社内でも充満していたことが分かる
カイゼン活動とは、「乾ききった雑巾から水を出す」と言われる程、知恵を絞り出すことが求められていた
しかし、病に気づいた頃には、水が滴り落ちていたほど、カイゼンが行われていない
それでも大丈夫だと言うおごりが、そこにあったのかもしれない
「大企業病」
大企業だからこそ、陥りやすいこの病
この企業なら大丈夫だろうというおごりが、製品の不良を招いたのかもしれない
自動車産業の裾野の広さが、経済悪化を拡大させたのかもしれない
でも、それ以上に見るべき点は「トヨタに依存をしすぎた日本経済」
もし、トヨタに、自動車産業に依存をしない仕組みを作っていれば
先日のリーマンショック程の問題は起こらなかったのかも
リーマンショックの問題は、アメリカに依存した自動車産業、その自動車産業に依存した日本経済
今は、回復した様に見えるが、同じ状況に陥ったら、また同じ様な事象が発生するだろう
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
mochi's 本
- 感想投稿日 : 2011年3月6日
- 読了日 : 2011年3月6日
- 本棚登録日 : 2011年3月6日
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