2017年17冊目。
はじめて西さんの本を手に取った。
能天気な自分とはかけ離れた、繊細で聡明な主人公の物語だったためか、あまり響くものはなかった。
また、主人公をとりまく人物たち(両親や親友、夫)が皆一様に出来すぎていてイマイチ人間味にかけているように感じ、誰にも感情移入できず。
恵まれていることを、そうでない人と比較して罪悪感を得ること自体が、勝手に比較された方からしたら怖ろしく傲慢かつ失礼だと思うのだが、作中でも語られているように、辛い状況にある人々を思い胸を痛めて涙を流すこと、真剣に考えることは失礼だとは思わない。なんと優しく、あたたかく、聡明だろうとさえ思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年2月22日
- 読了日 : 2017年2月22日
- 本棚登録日 : 2017年2月20日
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