モロヒさん
ディクスン・カー 井上 一夫
東京創元社 (1976年07月)
4月 謎は読めたし、トリックはなかなか無理があると思うが、まあそれなりに楽しめた。ここでも舞台であるフランスとイギリスやアメリカとの差異が問題視される。そして国の違い・言語の違いということが、この謎を解く鍵でもある。
モーリス・ルブラン 石川 湧
東京創元社 (1965年07月23日)
最大の謎は、作者ルブランが、人の作品の探偵を勝手に登場させ、しかも結局リュパンに勝利させるということをやってしまってよかったのか、ということ。もちろんホームズも素敵に描いてあるのはそうなのだけれど…。助手なんてひどいおばかさんに描いてある。あと、リ...
安野 モヨコ
講談社 (2006年11月16日)
4月 絵もかわいいし、美しくありたいという気持ちがつたわる楽しいエッセイ。安野モヨコの「焦っている感」が、ちょうどモヨコファンの妹とシンクロしていておもしろかった。似ているところがあるからこそ、引き合っているのだ、たぶん。
ガストン・ルルー 宮崎 嶺雄
東京創元社 (1965年06月21日)
2007年
4月 「名作」と言われたので読んだが、2つめの事件のトリックは推測どおりだったので拍子抜け。1つめの事件の方もあまりゾクゾク感はなかった。というのも、謎が読者に開示されていない状況で解かれるからだ。以外な犯人といっても、その犯人の正体が知らない...
田中 登
笠間書院 (2006年11月)
4月 紹介されている名高い研究者の功績を知ることができ、私も頑張ろう、という気にさせてくれる大事な本。書き手でいらっしゃるそれぞれの先生方の特徴がよく出た文章が多い。たとえばA先生の文章はとぼけた語り口でおもしろいことを言いたそうにしている(笑...
野矢 茂樹
講談社 (1998年09月18日)
3月 何度も読んで、そのたびにわかった気になるものの、また読む頃にはすっかり忘れていて、新たな感動をもたらしてくれる本(要するに私の頭脳がお粗末なのだ)。 これを読むと、数学は最終的に哲学だという高校時代は逆説のように感じた言葉が、本当にそのと...
ジッド 神西 清
新潮社 (1952年07月)
3月 ジッド(ジイド)も続けて。 これは「背徳者」よりもわかりやすい。それに、手帳に書かれた日記という告白体で描かれている。 小説内現実に起こったことの全てが書いてあるわけではないが(そもそも全てを書くのは不可能だが)、そこが逆に真に迫ったもの...
三島 由紀夫
新潮社 (1977年11月)
3月 松枝清顕と飯沼勲と月光姫(ジン・ジャン)という輪廻転生を見てきた本多繁邦は、黒子があることを見て4人目の生まれ変わりと認めた安永透を養子にする。 そこには「見届けたい」という思いと(何しろ、輪廻転生がここで終わり=この小説は破綻する、と本...
フランソワーズ サガン Francoise Sagan
新潮社 (1994年10月)
3月 サガンを続けて。 ローランスの行動は、残念ながら原題どおりのペットにつける革紐にほかならない。 どうにも感情の行き違う、そしてわかりあえない夫婦の絶望的な様子が巧く描いてあると思う。 現代の日本ではこの作品と男女逆の立場が多いと思うし、同...
笠井 潔
講談社 (2000年02月)
3月 書物にまつわるシリーズ。 飛鳥井探偵シリーズのように登場人物がプロトタイプに作られているのが特徴的。 近親相姦のあたりは色づけとしておもしろかった。 結局書物「梟の巨なる黄昏」はどうなるのだろう。
ジッド 石川 淳
新潮社 (1951年12月)
3月 狭き門を読んだので、続けてこちらも。 転落するべき要素もないのになぜか転落してダメになっていく。 巻き込まれた妻はかわいそうだが、結局主人公のミシェルは何をしたかったのか? ダメになったことが「背徳」であるにせよ、その理由がわからない。官...
フランソワーズ サガン
新潮社 (1958年05月05日)
3月 サガンは「悲しみよこんにちは」しか読んだことがなかったので。 アンニュイな雰囲気と退屈した若い女の子(作中では「小さい女の子」と訳されている)が大人の男性を知ることで女になっていく。 私はもう彼女のように振舞うことはできないから、少し羨ま...
アンドレ・ジイド 川口 篤
岩波書店 (1967年01月)
2月 勤務先の先生に薦められたもの。 私にとっては、1909年に書かれた宇治十帖のイメージ。 特に前半まで。 私はアリサの考え方は結局自己満足でしかないと思っている。 最後の場面の妹ジュリエットとジェロームの会話…。 「たとい他の女と結婚したとこ...
蝶々
大和出版 (2006年11月)
2月 これは今までの著書以上に「ハウツー本」になっていると思われ。 結構おもしろかったし、知らず知らずに私自身ができていることも多くあって、「これなら私もっとモテてもおかしくないのでは!?」と思ってしまった。 でもホント、入れ食いマーケットわ...
森 博嗣
講談社 (2003年11月08日)
2月 Las-orusさんより 今までの登場人物が全て「テクスト」のように織り織られてつながってくるこの快感。 これほどすごい快感を得るのは本当に久しぶりのような気がする。 しかしこれを読むまで「へっくん」の正体に気づかなかった自分の迂闊さよ。 と...
講談社 (2004年01月09日)
2月 Las-orusさんより 私が西之園萌絵を好きになれない理由がわかった。 彼女はこの小説で描かれているように、キャパシティが少ない。 許すことのできないものが多い。 そのわりに「なぜ?」というようなところで許してしまっている=犀川との関係をグダ...
講談社 (2004年03月06日)
2月 Las-orusさんより ついに100年先に行ってしまった。 四季がなぜ「F」で研究所の外に出て行ったのかについても具体的に言及されている。 四季以外のみんなはどうなっているのだろう。 でも、またテクストのようにカチャカチャ組み合わさるのだろ...
大和書房 (2006年07月)
2月 可愛い下着がたっぷり口絵で写っている。 あれもこれも欲しくなっちゃうな…。 クリスマス以来下着買ってないし…。 男性に「女性の下着は白が好き?黒が好き?」と聞く心理テスト(というにはそのまますぎるけど)は、楽しんで使わせてもらっている。 ...
新潮社 (1977年10月)
2月 私の本多を返して!! と言いたくなった。 中年になるとともにいわば「ずるい大人」になった本多。 春の雪でも奔馬でも清顕や勲のことを「見ている」ことしかできなかった本多であるが、まさか、その「見ている」が高じて「のぞき魔」にまで落ちぶれたと...
講談社 (2006年07月12日)
1月 Las-orusさんより。 最後の話の最後で電気が消えた後どうなったのかを知りたい。
吉村 達也
光文社 (2002年03月)
1月 生徒が吉村達也にはまっていて、ブックオフで購入してみた。 それなりに時間つぶしにはなったけど、思想の浅さにおなかいっぱい。
徳間書店 (2004年11月30日)
1月 イラストが色っぽくて可愛い☆ 実際に実践するかは別として(笑)、読むだけで「女」の気合を入れなおす気分になるセオリー集。 伊東明氏による男性の視点のチェックも入っている。特に合コンについては両者の意見が違うので興味深い。(私自身は最早合コンは...
西澤 保彦
講談社 (1998年10月07日)
1月 Las-orusさんより。 ミステリは、事件を推理して解決するものではなくて、論理性で作品世界を統一させるもの。 そういう定義に立てば、これはかなり出来のいいミステリと言える。 荒唐無稽な設定とはいえ、その「荒唐無稽なルール」できちんとロジックが...
高田 崇史
1月 Las-orusさんより。 軽い感じで読めるお話。 男女入れかえって話、よくLas-orusさんから借りるけど、現実にはかなり厳しいと思うぞ…。
新潮社 (2002年10月)
1月 『豊饒の海』第一部 華族の家に生まれた松枝清顕と、綾倉聡子の結ばれぬ恋…と説明されることが多いが、肉体関係はもてているのでそういう意味では「結ばれて」いる。 しかしながら、結局、絢爛豪華な言葉で飾られた、清顕のマスターベーションであるとい...
マガジンハウス (2006年09月21日)
1月 元銀座ホステスである蝶々さんの日記エッセイ。 年上のダーとの修羅場具合とか、素敵な男子との華やかな日々が楽しい。
1月 四季の思考。 読んでいてこちらの頭がぐしゃぐしゃになりそう。 この思考が小さい脳に収まっているかと思うと、人間の思考は本当に光速を超えているのが明らかだ。 次回作が楽しみ。 そして…、時間軸において大きな思い違いをしていたことに気づく。
新潮社 (2002年12月)
1月 『豊饒の海』第二部。 「又、会うぜ。きっと会う。滝の下で」 控訴院判事になった本多が出会った、松枝清顕の生まれ変わり。 それは松枝家の書生であった飯沼の一人息子、勲であった。 神風連にあこがれた勲が、日本のため、天皇のために仲間の青年たち...
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