第二阿房列車 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2003年10月29日発売)
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本棚登録 : 500
感想 : 47
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頑固で几帳面すぎて相変わらずぶれない百閒先生。周りを困らせまくりつつもどうにも憎めず魅力的で、会話などはその場で聞いていたらきっと吹き出してしまうことだろうと思う。だが決して自らのユーモアをひけらかさない、そういうところがむしろ知的じゃないですか。かっこいい。
高橋義孝氏が解説でこの『阿房列車』を指して、「生麩のような高野豆腐のようなもの」と表現していて、なるほど言い得て妙。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: motoiの本棚
感想投稿日 : 2017年6月20日
読了日 : 2017年6月20日
本棚登録日 : 2017年6月20日

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