頑固で几帳面すぎて相変わらずぶれない百閒先生。周りを困らせまくりつつもどうにも憎めず魅力的で、会話などはその場で聞いていたらきっと吹き出してしまうことだろうと思う。だが決して自らのユーモアをひけらかさない、そういうところがむしろ知的じゃないですか。かっこいい。
高橋義孝氏が解説でこの『阿房列車』を指して、「生麩のような高野豆腐のようなもの」と表現していて、なるほど言い得て妙。
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motoiの本棚
- 感想投稿日 : 2017年6月20日
- 読了日 : 2017年6月20日
- 本棚登録日 : 2017年6月20日
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