motoy0415さんの感想・レビュー

ガープの世界〈上〉 (新潮文庫)

著者 : ジョン・アーヴィング 筒井正明

• 新潮社 (1988年10月28日発売)

「看護婦ジェニーは渋滞の兵士と”欲望”抜きのセックスをして子どもを作った。子どもの名はガープ。小説家となり、妻ヘレンの浮気に端を発した自動車事故で幼い子を亡くす。」
自動車事故のシーンが息を飲むような切迫感を持ち、エンターテイメント小説とはこんなにも惹きこまれるものなのかと感嘆した一冊。
幼い子の口から既に軽い腐敗臭がした、というリアリティのある表現をいまだに覚えている。

感想投稿日 : 2014年7月13日

読了日 : 2014年7月13日

本棚登録日 : 2014年7月13日