経済大国なのになぜ貧しいのか?

著者 :
  • フォレスト出版 (2012年3月21日発売)
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感想 : 24
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経済の事がよくわからないので読んでみた。
昔の経済学は、前提となっている場が今とは全く違うので、今の世界経済の動きにはあてはまらないのだそう。世界経済はやはり巨大資本を動かす銀行家達に支配されているのだろうか?
印象深かったのは日本の借金を何とかする方法。
税収と普通の国債発行のみで解決しようとするのは時代遅れな発想だそうで、例えとして国の無形資産の命名権を期限付きで売る方法、相続税のかからない税収受取権付き転換国債(期間100年)の発行などの案が挙げられていた。
命名権などは、気の利いた地方自治体などでもすでに採用されているし、そんな国債があれば相続に頭を悩ませているお金持ちが買いそうな気もする。
面白いアイディア。
国力を何ではかるかというと、筆者は識字率ではないかと述べている。その説に従うと日本はきっと悪い事にはならないだろう。
ほんの少しだけ経済の事がわかったような気がする。

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感想投稿日 : 2014年2月25日
読了日 : 2014年4月14日
本棚登録日 : 2014年2月25日

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