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レビュー by モヨコさん
高校生の時初めて読み、それ以来の再読。永遠の若さ、涯しなき情熱、淫靡な快楽、烈しい罪悪を自分のものにし、肖像画が恥辱の重荷を負っていく。過去の自分を清算する為、物的証拠である肖像画を亡き者にしようと、ナイフを突き刺す。ドリアン・グレイの自由な享楽、気儘な放蕩、背徳、退廃や人を屈辱のどん底に突き落とす悪事が小説的に具体的に語られていないので、何となく消化不良だが、ワイルドの小説にそういったものを求めるのは仕方のない事なのか。高校の頃はおもしろかったと思ったこの小説、改めて読むとそれほどでもない。何故だろうと考えると、恐らく、ヘンリー卿のご高説が昔は教師的に思えたからではないかな?花々、室内調度、宝石等の煌びやかな描写は読んでいてクラクラする陶酔感を与えてくれる。 登録日 : 2010年08月26日 15:44:24


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