過ぎ去った時を求めるのではなく、過去の生活がその機縁であるところの一つの芸術作品と言い切る、乞食、男娼、売淫、窃盗、裏切り、そして放浪生活を描き、詩的なもの(ポエジー)を現出しようと試みた、自伝的な「到達不可能な無価値性」を追求した書。「盗み」についてこれでもかというほど哲学的に、またジュネの愛する男性犯罪者達の「美」について描かれる。悪の世界について、泥棒について語るのではなく、「泥棒が」語る世界。悪と花はなんと似合うのだろう。「美を得る為に不可欠なもの、それは愛。そして愛をぶち壊すほどの残酷さ。〜ジャン・ジュネ」
登録日 : 2010年08月26日 15:45:08
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