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モヨコさんの本棚 > フィーメール・マン


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レビュー by モヨコさん

小説   読み終わった  読了日 : 2011年02月03日

男性だけが疫病で死滅し女性のみが単性生殖で子供を産み暮らす今から10世紀後のホワイルアウェイと呼ばれる地球に住むジャネット、蒋介石亡き後夫人が中国の首相で日本が中国を支配している、第二次世界大戦が起こらなかった1969年のアメリカ人、結婚したい29歳の普通の女性(エヴリウーメンとルビがふってある)ジーニイン、英語という言語は、人間(マン、メン)、人類(マンカインド)に女性(ウーマン、ウーメン)が内包されてしまい見えない存在である女性、その体と魂はそのままで男(マン)に変わった女性人(フィーメール・マン)のジョアナ(作者と同じ名)、そして文中の主格「私」が一番多い、謂わば神の視点と言った俯瞰した立場で自分を含めた4人を出逢わせる、男性と女性が戦争をしている宇宙のアメリカに住む暗殺者のジェイル。この複数のパラレルワールドの地球に住む4人の「私」と著者=ジョアナ・ラスの「私」、5つの「J」を持つ「私」と「わたしたち」の視点から物語は語られるが、段落毎に「私」が5人のうちのいろんな「私」に代わるので、今の視点の「私」は誰か、というのがわかりにくくなっている仕掛け。男性を揶揄し、女らしさを皮肉り、読み手の特に女性を扇動する。ラディカル・フェニミズムの人達はいったいどういう社会だったら文句がないのだろう?と疑問に思った。 登録日 : 2010年08月20日 12:51:51


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