改めていうのも何だが、面白かった。戦後歴史学の最初期、史料の借用がいかに杜撰だったか・・・という話ではあるが、借用書はちゃんと書いている場合が多いので、「返却」ということについて無頓着だった、というのが正確なところであろう。またその無頓着さは、史料群からいくらか必要な資料を抜いて自宅に持ち帰り、その結果返却が不十分なものになったという点で、表れているといえるだろう。あとは知っている方々の名前が立ち現れてくる点、ぼくにとって親しみが湧いてくるのであった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2016年1月8日
- 読了日 : 2016年1月8日
- 本棚登録日 : 2016年1月8日
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