古文書返却の旅: 戦後史学史の一齣 (中公新書 1503)

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  • 中央公論新社 (1999年10月22日発売)
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感想 : 28
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改めていうのも何だが、面白かった。戦後歴史学の最初期、史料の借用がいかに杜撰だったか・・・という話ではあるが、借用書はちゃんと書いている場合が多いので、「返却」ということについて無頓着だった、というのが正確なところであろう。またその無頓着さは、史料群からいくらか必要な資料を抜いて自宅に持ち帰り、その結果返却が不十分なものになったという点で、表れているといえるだろう。あとは知っている方々の名前が立ち現れてくる点、ぼくにとって親しみが湧いてくるのであった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2016年1月8日
読了日 : 2016年1月8日
本棚登録日 : 2016年1月8日

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