サントリーという企業が,なぜここまでシェアを伸ばして生き残ってきているのか。その裏話がいろいろと書かれています。
オジサン世代にとっては,「サントリー」と言えば「オールド」ですが,わたしは,その「オールド」を,いつの間にか飲まなくなりました。本書を読むと,それはわたしだけではなく国民全体にそういう流れがあったようです。
その「オールド」に寄りかかって成長してきたサントリーが,その後,どのように再生を果たしてきたのか。その時の開発のど真ん中にいた人にも話を聞いています。
佐治社長の言葉に
「5,6回の失敗は目をつむっているのではないでしょうか」
というのがありました。これにはビックリです。たぶん,5,6回まで我慢できるトップの姿勢があったからこそ,新しい分野に挑戦して,成果を出すことにつながっているんだろうなあと思いました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ビジネス
- 感想投稿日 : 2011年10月24日
- 読了日 : 2011年10月24日
- 本棚登録日 : 2011年10月24日
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