10代後半の女子が持つ不安、焦燥、二面性なんかを下地にしつつ、女子高という舞台、そこの棲む魔女、そして魔女に翻弄される女子を生々しく描いています。そして魔女の持つ残酷さが作品全体を貫いています。
魔女の行使する魔法の描写はなかなか巧みです。魔女の正体は謎のまま、魔法としか思えないような現象を見せながら、その実1つ1つの現象にはきちんと実現性がある。シリーズ化して欲しいなぁ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文芸
- 感想投稿日 : 2013年11月2日
- 読了日 : 2013年10月31日
- 本棚登録日 : 2013年10月9日
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