([あ]8-1)鹿乃江さんの左手 (ポプラ文庫 日本文学)

著者 :
  • ポプラ社 (2013年10月4日発売)
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本棚登録 : 226
感想 : 19
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10代後半の女子が持つ不安、焦燥、二面性なんかを下地にしつつ、女子高という舞台、そこの棲む魔女、そして魔女に翻弄される女子を生々しく描いています。そして魔女の持つ残酷さが作品全体を貫いています。
魔女の行使する魔法の描写はなかなか巧みです。魔女の正体は謎のまま、魔法としか思えないような現象を見せながら、その実1つ1つの現象にはきちんと実現性がある。シリーズ化して欲しいなぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文芸
感想投稿日 : 2013年11月2日
読了日 : 2013年10月31日
本棚登録日 : 2013年10月9日

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