あさえとちいさいいもうと (こどものとも傑作集)

著者 :
  • 福音館書店 (1982年4月20日発売)
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本棚登録 : 2764
感想 : 218
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ちいさないもうとがどこに行ったかわからなくなって、大きな不安を胸にどきどきしながら探し回るシーンはいじらしくて胸がしめつけられて泣きそうになる。

優しいいもうと思いのお姉ちゃんあさえだって、まだ幼稚園か小学校の低学年くらいに見えるのだもの。

いもうとを見つけてほっとして笑顔で駆け寄っていくあさえと、そのお姉ちゃんにあどけない表情で手をあげるいもうとあやちゃんがとってもかわいい。

最後のページのあやちゃんをぎゅっと抱き上げるあさえの頭を「えらかったね。」っ撫でてあげたくなります。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 日本の絵本
感想投稿日 : 2013年3月9日
本棚登録日 : 2013年3月4日

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コメント 2件

くまぞおさんのコメント
2013/03/08

「 お守りをするお姉ちゃんをよそに妹は一人ひょこひょことどこかへ行ってしまいます。そっくりさんにぶち当たりながらも一心不乱に探すお姉ちゃん。そうとは知らず妹は砂場で勝手に遊んでいたのでした。
 お姉ちゃん気取りをする「あさえ」も幼げでユーモラス。一番ビビったのは家で留守番してるはずの2人を公園で見つけたママでしょう。怒られるかな。(文責:燻製屋熟成くまぞお)

mutsukiさんのコメント
2013/03/09

>怒られるかな。
ううん、褒めてあげたい・・・と物語を読んでいる立場の私は思うけど、現実には、きっとものすごく怒るでしょうね。
あやちゃんが一人でいなくなったこともあさえが必死に探し回ったこともお母さんは知らないもの。

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