キラシャンドラ (ハヤカワ文庫 SF 742)

  • 早川書房 (1987年10月1日発売)
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本棚登録 : 82
感想 : 6
5

クリスタル・シンガーの続編。
前作『クリスタル・シンガー』で得意の…じゃなかった、栄光の絶頂を極めたキラシャンドラに、今度は絵に描いたような不幸が降りかかる。
(だから、SF界のハーレクインロマンスと……)

前半はクリスタリ・シンガーらしく、クリスタルオルガンの設置という公務に追われるキラシャンドラだが、中盤以降はSFじゃなくアドベンチャー小説の様相を呈してくる。
そんなカラーの変化も手伝って、キラはただのお高くとまった女王様から好奇心と冒険心に溢れる女性に早変わり。
そして(やっぱり)新たな恋も訪れて、恋と冒険の大団円へと……。

『クリスタル・シンガー』に文句たらたらだった友人も、このキラになら文句なしだった模様です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 洋ものSF
感想投稿日 : 2008年4月27日
読了日 : 2008年4月27日
本棚登録日 : 2008年4月27日

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