jujuの本棚»
好きな作家。遠藤周作、陳舜臣、山際淳司、阿刀田高、京極夏彦、恩田陸、田中芳樹、カズオ・イシグロ、中島敦、酒見賢一。新書なども歴史、日本人論、趣味を中心に読んでます。
レビュー by jujuさん
世の読書人がイスラム教に取り組んでみよう、と思い立ったときに最初に読む一冊として、文句なしに紹介できる。(解説より)
コーランの易しい入門書。
興味はあるがどこから手をつければよいのか、さっぱりわからないイスラム教とコーラン。
コーランがどのような内容か、マホメットの一生を紹介しつつ、無知な日本人の立場にたって説明してくれている。
【読後の感想】
イスラム教にポジティブな印象をもった。コーランが宗教としてだけでなく、道徳や法律を含めた社会規範としてイスラム教徒の生活に溶け込んでいることを知った。
コーランにはアダムとイブ、モーゼ、イエスといった旧約聖書・新約聖書との共通エピソードが多く驚いた。そして相違点にイスラム教の特徴が現れる。キリスト教やユダヤ教と、ここまで似ているからこそ、相違点が対立の原因になるのだろう。
またイスラム教は男尊女卑のイメージがあったのだが、発祥当時としては女性や孤児の権利をしつこいくらいに訴えている。当時としては進んだ考え方だったようだ。男尊女卑のイメージは、女性の権利が他の社会において、ここ50年で急速に広がったのに対して、イスラム社会が旧態依然に見えてしまうからだろう。ここもまた考え方の相違点が対立の原因となっている。
差別や偏見は無知から生まれる。
イスラム教を知る一歩として本書はオススメです。
レビュー登録日 : 2009年12月03日
引用
- 登録されていません。






コメント
まだコメントはありません。