外部からは1本の国道しか繋がっておらず、周囲から隔離される小さな村、外場村。土葬の習慣も未だ残っている村。
そんなある日、山入地区で3人の村人の死体が発見されたが、村人達によって通常通り埋葬される。しかし、その後も村人が次々と死んでいき、異変は加速していった。村の医者、住職はこの件に疑問を抱き、調査を進めるが...
ただ暗く絶望的であった物語も最終巻では大きく動く。
住職、静信の選択が正しいとも言い切れない。夏野の選択はどうだろう、綺麗な選択なのだろうな。読者から共感、同情されるのは彼だろうか。
人間としては尾崎医師が一番人間らしいのかも。それが良いのか悪いのかは別として。
何かを殺した者は自分も同じことをされる、されても何も文句は言えない、という単純な同害報復の理論ということではないんだろうなあ。
人間は自分の罪に無自覚だというのがささる。
五巻一気に読んだけれど、まだ上手く消化できない。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年11月23日
- 読了日 : 2015年11月2日
- 本棚登録日 : 2015年11月2日
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