西郷隆盛 下  中公新書 228 維新前夜の群像 6

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  • 中央公論新社 (1970年8月1日発売)
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(1990.10.04読了)(1990.04.12購入)
維新前夜の群像6
*解説目録より*
矛盾にみちた英雄西郷隆盛は、心の底から民を愛し、領主の虐待に断固として反対する誠実な仁政主義者であった。暴力変革を推進し、公議政体論の反革命を粉砕し、天皇政権の基を確立しながら、江戸城の平和的接収を転機として新政府と疎隔しはじめ、やがて対立し、ついに征韓論をへて反動的反乱に死ぬ。この古典悲劇的な西郷隆盛の後半生を、彼の思想・心情と、社会的・政治的諸条件との両面から統一的に描くとともに、軍国主義者と民衆の双方から慕われる秘密を解き、矛盾にみちた全体像を解き明かす。

☆井上清さんの本(既読)
「条約改正」井上清著、岩波新書、1955.05.20
「日本の歴史(上)」井上清著、岩波新書、1963.09.25
「日本の歴史(中)」井上清著、岩波新書、1965.10.23
「日本の歴史(下)」井上清著、岩波新書、1966.09.27
「西郷隆盛(上)」井上清著、中公新書、1970.07.25

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本史
感想投稿日 : 2013年5月30日
読了日 : 1990年10月4日
本棚登録日 : 1990年10月4日

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