図解仕事人 (光文社新書 17)

著者 :
  • 光文社 (2001年12月1日発売)
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感想 : 7
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(2004.01.07読了)(2002.11.30購入)
「図解の技術」で、大学教授になった人の自伝的な本である。
ビジネスにおいては、コミュニケーションがポイントである。ビジネスマンは、コミュニケーションの達人、グレートコミュニケーターにならないといけないという。
外部からのインプットを理解(理解力)し、自分の頭でアイディアまとめ(企画力)、相手に上手に伝える(伝達力)、これらがコミュニケーション能力だという。
コミュニケーション能力は、「理解力」「企画力」「伝達力」の三つの力で構成され、これは、読み、考え、書くと同じ意味だという。(これって、ブックレビューで身につく!)
但し、文章によるコミュニケーションには欠点があってうまくいかないことが多い。
自分で考えた事は、理解し納得しているけど、押し付けには反発する。文章は押し付けがましく、場合によってはごまかしがきく。
著者は、図解コミュニケーションがいいという。
図解コミュニケーションの利点は以下のようである。
・ごまかしが利かない
・情報の整理がすっきりする
・全体が一目で分かる
・説得を匂わせない
・参加意識を高める
・情報量が多い
ということで、図解の基本について事例や、演習を交えながら説いている。
図解に興味ある人は、読んで実践してみてはいかがでしょう!

●関連図書
「コミュニケーションのための図解の技術」久恒 啓一著、日本実業出版社、1990.05.25

著者 久恒啓一
1950年 大分県生まれ
1973年 九州大学法学部卒業
1973年 日本航空入社
ビジネスマン時代から「知的生産の技術」研究会(現在はNPO法人)に所属し著作活動も展開。
1997年 宮城大学教授に就任。
学生とともに成長する教育者、地域とともに歩む研究者、県立大学教授としての社会貢献という3つのテーマで活発に活動している。

(「BOOK」データベースより)amazon
入社試験の成績一五〇人中、一三八位!そんな自他ともに認める“凡才”ビジネスマンが、二〇年後には大学教授に抜擢されるほどの“仕事師”になった。その秘密は一体どこにあったのか―本書では、著者のビジネスマン経験に基づいた、コミュニケーションのための「図解の技術」を公開。「理解力」「企画力」「伝達力」を鍛えて、“グレート・コミュニケーター”を目指す。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 仕事・自己啓発
感想投稿日 : 2009年11月15日
読了日 : 2004年1月7日
本棚登録日 : 2004年1月7日

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