名作は、書き出しで決まる。この作品も同様に強烈な書き出しなんです『鬼たちが冥土から溢れてこの世界に出現して以来、はや一ヶ月になる。』で始まる。怪人・友成 純一著の衝撃作。文章がエネルギーで溢れ、ペン握りつぶしながら書いてるんじゃないか?キーボード穴開くんじゃないかなと読み手が心配するほどの圧倒的な筆力。バトルロワイヤル登場よりもはるかに前のSMスピリッツ・1985/08月号よりSM雑誌で連載?されていたらしい早過ぎた迷作。同著デビュー作【凌辱の魔界】は、読み進めることを断念させるほどのえげつのなさと絶望的な暗さを兼ね備えた問題作。サイバーパンクスプラッシュホラーというジャンルらしいが、バカと子供には見せられないので三点。これ 売ってる本屋は、あるんだろうか?友人(女性)に貸してあげたら読めたらしい。イタタタタいいながらでも読めたらしい。不思議。さすがに人を選ぶので2点。つうかこんな本普通の流通ルートに乗せて売るなと、おねがいしますよ。現在品切れらしいが¥ 680(税込)の価値は十分。それ以上の価値は、ありませんね。本を探す冒険をするには、ちょうど良い作品かもしれません。
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2005年5月19日
- 本棚登録日 : 2005年5月19日
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