あの夏を泳ぐ: 天国の本屋

著者 :
  • 新潮社 (2008年7月1日発売)
3.39
  • (10)
  • (24)
  • (51)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 192
感想 : 24
3

「人にはまっとうすべき役割があるのだ。実はそれは、他人から見れば簡単にわかるくらいのものだが、だいたいの人間は、自分で自分の役割を見失ってしまう。本来、才能という言葉はその役割を発揮している人間に向けられるべきものなんだ」

天国の本屋ーーーー!!!
私も一度行ってみたい、いや、できるならアルバイトとして。
そしたら、ヤマキさんは、私にどんな役割があると教えてくれるのかな、いや、教えてくれるんじゃなくて、自分から知ることになるんだと思う。

今までの天国の本屋シリーズに比べるとちょっぴりインパクトに欠けてしまうけれど、優しくて心温まるストーリーは変わらずに顕在。
ボロボロと涙がこぼれることはないけれど、読み終わった後に、ほぅっっと、柔らかい息を吐きたくなります。
疲れていたときに、ホッと肩の力を抜かせてくれる大好きな天国の本屋シリーズ。
また出ないかなぁ・・・。

【9/18読了・初読・市立図書館】

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 松久淳+田中渉
感想投稿日 : 2009年9月23日
読了日 : 2009年9月23日
本棚登録日 : 2009年9月23日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする