明日の友を数えれば

著者 :
  • 幻戯書房 (2012年11月27日発売)
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本棚登録 : 35
感想 : 10
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 昨日、「明日の友を数えれば」(幻戯書房、平成24年12月発行)を、半分まで読んで寝た。お洒落で、節度あるエッセー集。今朝の新聞、肺炎で常盤新平氏81歳ご逝去の報。あっと思った。昨日、栞を挟んで閉じたページ(「良寛さん」)に、題名をとった歌などが。この本でしか知らない人だが、何となく幸せな人生だったような気が。文中から印象的な歌3首。

手を折りて昔の友を数ふればなきは多くぞなりにけるかも

 山住のあわれを誰に語らましあかざ籠(こ)に入れかへるゆうぐれ

 身をすてて世を好すくふ人も在(ま)すものを草のいほりに閑もとむとは

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文学
感想投稿日 : 2013年2月20日
読了日 : 2013年1月23日
本棚登録日 : 2013年2月15日

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