詩的私的ジャック (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1999年11月12日発売)
3.44
  • (349)
  • (883)
  • (1877)
  • (130)
  • (16)
本棚登録 : 8939
感想 : 658
3

S&Mシリーズ4冊目。

このシリーズ、久々に読みましたが、
やっぱり文章が理路整然としていて、理系の方なんだな、と。

良くも悪くも、この作家さんは抽象的な表現を使わないので、
非常にスッキリとした作品です。

ある大学のログハウスで見つかった女子大生の死体。
完全な密室状態。死体の腹部には文字状の傷が残されていた。
今回も犀川先生と、お嬢様学生の萌絵ちゃんが活躍します。

殺人の動機には常人にはちょっと理解できない部分があるし、
正直トリックも地味で、個人的にはあまりピンときませんでした。
やっぱり「全てがFになる」の衝撃が強すぎたのかなぁ。

それにしても執事の諏訪野……心底羨ましい(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: BOOK
感想投稿日 : 2013年12月7日
読了日 : 2013年11月22日
本棚登録日 : 2013年11月22日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする