再読。大好きな本です。
<聞き耳>の力を持つ少女と、主に使い魔として縛られる霊狐。
何度読んでも小夜の優しさ、野火の強さに胸を打たれます。
児童文学とはいえ、こんなにもドキドキする恋愛は珍しいのでは?(笑)
子狐の頃、自分を守ってくれた少女をずっと見守ってきた野火。
いつも、ピンチの時に現れる少年の正体が分かった時に、
自然にそれを受け入れる小夜の大らかさにも、じんわりきます。
切なく、温かく、ラストは思わず涙腺が緩みます。
「終章 若桜野を」が大好きです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
BOOK
- 感想投稿日 : 2012年12月24日
- 読了日 : 2012年12月18日
- 本棚登録日 : 2012年12月23日
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