狐笛のかなた (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2006年11月28日発売)
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本棚登録 : 6670
感想 : 672
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再読。大好きな本です。

<聞き耳>の力を持つ少女と、主に使い魔として縛られる霊狐。
何度読んでも小夜の優しさ、野火の強さに胸を打たれます。

児童文学とはいえ、こんなにもドキドキする恋愛は珍しいのでは?(笑)

子狐の頃、自分を守ってくれた少女をずっと見守ってきた野火。
いつも、ピンチの時に現れる少年の正体が分かった時に、
自然にそれを受け入れる小夜の大らかさにも、じんわりきます。

切なく、温かく、ラストは思わず涙腺が緩みます。
「終章 若桜野を」が大好きです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: BOOK
感想投稿日 : 2012年12月24日
読了日 : 2012年12月18日
本棚登録日 : 2012年12月23日

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