邪悪の家(ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) (ハヤカワ文庫 クリスティー文庫 6)

  • 早川書房 (2011年1月7日発売)
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本棚登録 : 510
感想 : 65
4

ポアロシリーズ6作目。

ここまできたら、クリスティーの思考回路が分かってきそうなものだけど、
やっぱり最後のどんでん返しで気持ち良く騙されてしまう(笑)

「邪悪な家」というタイトルに相応しく、
悪意、嫉妬…ドロドロとした感情が渦巻いている作品でしたね。
表向きは優雅だけど、その仮面の下は、、、

岬の先に建つエンド・ハウスの、若く美しい女主人ニック。
彼女は3度も命を狙われるが、運良く命拾いをする。
ポアロに助力を仰いだニックは、ポアロの目の前で狙撃され…

むぅ、これまた予想外の犯人でした!
確かに犯人に行きつくための要素は完全に提示されるのですが、
巧みに意識を逸らされてしまうのが、さすがクリスティーです。

愛しのヘイスティングズ君も登場してくれて、嬉しかった(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: BOOK
感想投稿日 : 2013年6月30日
読了日 : 2013年6月22日
本棚登録日 : 2013年6月30日

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