魚舟・獣舟 (光文社文庫 う 18-2)

著者 :
  • 光文社 (2009年1月8日発売)
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本棚登録 : 1029
感想 : 142
5

「深紅の碑文」を読んだら、つい再読したくなって。

表題作「魚舟・獣舟」は、やはり傑作です。
陸地の大半が水没した近未来。
初めて読んだ時も、特殊な設定にも関わらず、
すんなりと受け入れられたのを覚えています。
ここから「華竜の宮」「深紅の碑文」が作られたんだなぁ…

寄生茸が増殖する「くさびらの道」も好き。ホラーですな。
「真朱の街」も、恒川光太郎さんを思わせる奇妙な味で好き。
中編「小鳥の墓」も傑作ですね。

改めて暗い雰囲気の短編集だなぁと思いました…(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: BOOK
感想投稿日 : 2014年6月14日
読了日 : 2014年5月15日
本棚登録日 : 2014年5月15日

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