実はこの作品、なかなか入り込む事ができなかった(笑)
何故だろう、キャロルは短編の方がしっくりくる気がする。
生と死をテーマに書かれた作品で、
読み方によっては宗教色が感じられるかもしれません。
病により死を目前に控えた元子供向けTV番組の司会者。
人気絶頂の時に引退を決めたハリウッド女優。
くるくると視点が入れ替わりながら、やがて大きな一つのお話になります。
今までの経験上、キャロルは「毒がある」と分かっているので、
いつくるかと身構えてはいるんだけれど、
予想を上回るひっくり返され方に、やっぱり驚いてしまう。
ここまで落とすかという。完全に作者の思うツボです(笑)
一人称の語り口が若干冗長に感じられるのですが、
何だか分からないけれど、キャロルはクセになる。
時々無性に読みたくなってしまうのです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
BOOK
- 感想投稿日 : 2015年1月1日
- 読了日 : 2014年12月23日
- 本棚登録日 : 2014年12月23日
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