自分の作品の中では、作家はある意味「神」なのかもしれない。
神様的俯瞰目線で見渡せば、
確かに世の中のほとんどは繋がっていて
ニヤニヤして見てしまうほど
小さな場所の中で大勢で右往左往しているのであろう。
「胃」と「自分」の関係。
ラッシュライフのスペルと意味。
人生がリレーだったら…。
そのまま見ているものが、
ちょいちょいっと伊坂さんが言葉を足すと
大きく場面が反転してしまう。
伊坂さん的、「神目線」を堪能した一冊です。
あーーー。ここの軸がそうなっていたのか!
またまたまたまた、してやられる。
この本はフォローさせていただいている方から紹介してもらい、手に取りました。
初期の作品と私が読了した最近の作品は
登場人物も違う全く別物の物語のはずなのに、
何か裏の巨大なものが繋がっている気がしてなりません。
泥棒の黒澤のクセになる「美学」いいですね。
こんなに言葉を大事にしている人だとは…。
そしてこの落ち着き。どこからきているのだろう??死神でもないのに。
ちょっと気になりますね。
魅力ある初期作品を教えていただき有難うございました。
これからも少しずつ伊坂哲学を読んで行きたいと思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
チョイ役だけどにゃんこ登場
- 感想投稿日 : 2015年10月4日
- 読了日 : 2015年10月4日
- 本棚登録日 : 2015年6月8日
みんなの感想をみる