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2017/8/24読了。
すべてにおいてバランスの取れた作品だと思った。SFである前に短編小説として完成度が高い。ということは、ふだんSFを読まない人にも美しく読まれる作品であるはずだ。

2017年8月25日

読書状況 読み終わった [2017年8月25日]
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2017/8/16読了。
作品内容の感想は下巻を読み終わってから書くことにして、ここでは本書の電子書籍版の品質について書きたい。
以前にも別の本で電子書籍版の品質が低すぎて呆れたという怒りのレビューを書いたことがあったが、最近はだいぶ良くなってきた。個人のセルフパブリッシング商品などを除けば、きちんと読めるものが多くなってきた。僕もアマゾンのキンドルを購入し、キンドル版の電子書籍で本を読む機会が増え、本書もキンドルで読んだ。
本書は大きな出版社の商品だけあって、まずまず品質に問題はなかった。と言いたいところだが、一つだけ苦言を呈したい。たぶん大きな出版社の商品だからこそ起こったのだろうと思われる問題があった。
僕はキンドルの設定で表示書体を明朝体にして読書をするのだが、本書ではところどころにゴシック体で表示される漢字があった。設定をいったんゴシック体にして明朝体に戻しても、その文字だけはゴシック体のまま。しかもスマホのキンドルアプリで画面背景色をセピアにすると、その文字の周りだけ四角く白抜きになった。
特に強調すべき文字ではないし、熟語の途中の一文字だけであったりもする。つまりこのゴシック体や白抜きには意味がない。小説の本文中にそんな無意味なゴシック体や白窓がランダムに出てくるのは違和感があり、興が削がれ、読みにくかった。
該当する文字の部分は、僕が表示書体や背景色の設定を変更しても何も変わらなかったことから推測するに、テキストデータではなく画像データ、白地にゴシック体の文字が描いてある絵になっているものと思われる。
なぜこんな作り方になっているのか、理由はだいたい想像がつく。
本書のキンドル版は、おそらく紙の本を作るための印刷用のデータを元に製作されたのだろう。紙の本で一般的に使われる文字の中には、コンピュータで表示するのとは微妙に異なる字形を持つものがある。そういう文字の部分は、元のデータ上では他の普通の文字とは異なる仕組み、つまり普通のテキストデータではない形式(例えば外字参照コードなど)でデータが入っていたのではないだろうか。
その形式は印刷用のいわばローカルルールだからキンドルには通用しない。キンドル版を作るときには、その部分について何らかの処理が必要になる。選択肢は主に次の三つになるだろう。1)印刷用のデータでは使えないがキンドルでは使える正字形の文字のコードを調べて特定してテキストデータに置き換えるか、2)そうした文字がない場合には紙の本とは微妙に異なる略字形になるのを我慢して一般的な文字のテキストデータに置き替えるか、3)あるいは紙の本の字形そのままに見えるよう絵にして入れてしまうか、といったところだろう。
このうち、判断を必要としない方法は3だけである(日本語が読めない者でもフォトショップさえ使えれば可能な方法でもある)。そして本書では3の方法が選択されているわけである。
つまりこの3の選択肢に伴う問題は、紙の本を工業的に印刷製造している者が印刷用のデータを流用して電子書籍を作る場合にのみ起こり得るもので、かつ、文字のデータを置き換える必要が生じたときに製作者が編集校正的な判断や責任を回避しようとする場合にのみ、実際に発生すると考えられる。
わざわざ文字の絵の画像データを丁寧に作る必要があるのだから、不誠実な手抜き仕事というわけではない。ただし頭の働きが抜けている。手と頭が分業体制になっているとしたら、頭を担当する者の仕事に誠実さが欠けていたと言わざるを得ない。
この3の方法が選択された結果、本書においては次の二つの代償が支払われた。すなわち、読者が書体を変更できない文字が唐突に現れる現象と、読者が背景色を変えて読んでいると白抜きの四角が唐突に現れる現象だ。ちなみに代償を支払ったのは製作者ではなく読...

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2017年8月16日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2017年8月16日]
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2017/8/6読了。

2017年8月6日

読書状況 読み終わった [2017年8月6日]
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2017/8/15読了。
この作品を初めて読んだのは子供の頃のことだ。時代にして昭和50年代、まだこの作品は古典ではなく現役のフレッシュなコンテンツだった。
恐ろしい話だと思ったが、その恐ろしさとは「ノストラダムスの大予言」に対するのと同様の、昭和の子供が大好きなオカルティックなカタストロフ話に対する恐ろしさと同じものだった。その恐ろしさを大人たちに訴えても、「あれはただのお話」「テレビの見過ぎ」と笑い飛ばされる扱いだったと記憶している。
それがどうだろう。阪神淡路大震災と東日本大震災を経て、ナショナリズムが問われる時勢となった今、とっくに古典となっているはずの本書が、SFというよりほとんどシミュレーション小説のようなリアリティを持って迫ってくるではないか。
(えー、言うまでもないが、本書に書かれている通りの災害が現実に起こりそうだ、災害が起こったら本書に書かれている通りに事態が進行しそうだ、という意味ではない。リアルな小説とはそういう意味のものではない)
アマゾンやブクログのレビュー欄にも、おそらくそうした方向での評価が多数書き込まれることだろうし、今の時代に本書をオカルティックなカタストロフ話として笑い飛ばす者は、少なくともまともな教養を持って生きている大人の中にはいないはずだ。
つまり本書は「古典になってからの方がリアルな話として読まれ得る」わけだ。それは著者の先見性や記述の緻密さの証であると共に、日本という国と災害との関係がそれだけ変わったことの証でもあり、日本人が依然として本書の言うところの幼児的国民のまま変わっていないことの証でもある。
本書を読んで怖がる子供を「テレビの見過ぎ」と笑ってからかうことができた時代が、懐かしくてたまらなくなるのである。

2017年8月15日

読書状況 読み終わった [2017年8月15日]
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2017/8/6読了。
夏休みの旅行で東北に行くので、その予習に読んでみた。
歴史の授業で習った平泉と言えば、源義経と中尊寺金色堂で有名な藤原の何とかの領地、ぐらいのものだった。今回、実際に中尊寺に行ってみたのだが、本書を読んでいなければそのイメージが変わることはなかっただろう。それぐらい平泉に対する認識が改まる本だった。
平泉を理解するには、単に藤原を名乗る貴族が支配した地方政権としてではなく、どちらかというと琉球王国的な半独立国家だったと捉えたほうが良いというのが、本書の説だ。日本国が南(西)へ伸ばしていった支配の手の動きを表すのが琉球王国の歴史、北(東)へ伸ばしていった手の動きを表すのが平泉(に統合される蝦夷)の歴史であり、それを本書は考古学的なエビデンスを挙げながら丁寧に論証している。
なるほど、そう考えると分かりやすいし、面白いし、日本史全体の流れや大袈裟に言うと大震災後の東北地方の扱われ方までを正しく把握できるような気もしてくるのだ。ぎりぎり旅行の前に読み終えられてよかった。読んでなければ危うくただの観光旅行になるところだった。

2017年8月6日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2017年8月6日]
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2017/8/8読了。
『高い城の男』を読んだので、ディックをもう一冊。
十代の頃にサイバーパンク関連読書として一度読んだのだが、ブレードランナーの原作にしちゃ地味だなと思ったのが当時の感想。ディックは他にも何冊か読んだが、本書における「動物を飼うステータス」みたいな独特の価値律(『高い城の男』なら易経とかコレクションに与えられている意味合い)に馴染めなかった記憶がある。
中年になって読み返してみた感想は、こんなに分かりやすい話だったのか、十代の俺ってどうやって小説を読んでたんだろう、というものになった。歳をとるって素晴らしいな。
本書に描かれたSF的なセンスオブワンダーがもはやワンダーとして機能しなくなっている時代に読み返したのも良かったのかもしれない。もはやSFとしてではなく、一般小説として読まれるべき作品かもしれない。その方が本書のテーマも理解しやすい。だから本書は古典として読み継がれているのだろうな。

2017年8月8日

読書状況 読み終わった [2017年8月8日]
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2017/7/30読了。
第二次大戦で勝利したドイツと日本がアメリカを分割統治している世界の冷戦期を舞台にした歴史IFもの。割と好きなテーマなのに名作と名高い本書は未読だった。未読だったことを恥じた。
Amazonのプライム会員になると色々な映像作品をただで見られるサービスがあって、そこで本書のドラマ化作品が配信されていた。制作総指揮がリドリー・スコット。ブレードランナーを知る世代に向けてはうまいマーケティングだ。僕もそこに引っかけられて視聴してみたら、これがなかなか面白くて、というのが本書を読もうと思ったきっかけだ。
今さら僕が何か批評を付け足す必要などないくらいに様々な人々が評してきた作品で、ああみんなが言ってたのはこういうことなのねって追っかけながら読んだ。
一つ感想を加えるならば、本当は戦勝国であるはずのアメリカ人が敗戦国民として描かれているので、「敗戦国民とは何か」がとても分かりやすく印象深く心に残った。敗戦国民としては勉強の足りない恥ずかしいことだが。
さて、Amazonで配信されている本書のドラマ、実はAmazon自身が製作したオリジナルものである。その原作を僕はAmazonのサイトからダウンロードして、Amazonが作ったKindleという機械で読んだ。数年前のAmazon Kindleストアの日本進出を日本の出版業界は「黒船来航」に例えたものだが、果たして黒船程度の例え方で適切だったのだろうか? 物流業界は何に例えてるんだろうか?
というようなことを考えたのも本書のテーマからの連想かもしれない。本書をこういう形で読んだというのは読書体験としては面白いものだった。

2017年7月26日

読書状況 読み終わった [2017年7月26日]
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2017/7/19読了。
まだ刊行前の作品の草稿を電子書籍として無料公開し、キャッチコピーを読者に考えさせるというキャンペーン。
キャンペーンに応募するつもりはまったくないが、刊行に至る改稿過程でどれくらい完成度が上がるのか、そこに興味があって読んでみた。
新潮社の編集者ともあろう者が「すごすぎてキャッチコピーが思いつかない」というほど凄くはないが、なかなか面白そうな設定とプロットではある。
ただ、まだ作品の背景となる設定とプロットを書簡小説風に書き留めたにすぎない段階ではあるので、これがどこまで面白くなるのか、刊行を待ちたい。買って読むべき完成度に達したか否かは最初の数ページに目を通すだけでおそらく一目瞭然だろう。

2017年7月19日

読書状況 読み終わった [2017年7月19日]
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