2016/8/12読了。
社会的選択理論という学問の、初歩の初歩的入門書といった本。多数決って民主的じゃないな(多数決で勝って鬼の首でも取ったようにドヤ顔するやつっていかがわしいな)と薄々は思ってたけど、それを真正面から扱う学問があるのは心強い。こういう数学と社会学と政治学のハイブリッドのような学際的な分野で、民主主義のシステムや技術が研究されていることは、もっと知られて活用されるべきだと思った。
でも軽く絶望するのは、投票は「熟議的理性」を行使して行われるというのが大前提であるということ。これが一番高いハードルのような気がする。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
新書
- 感想投稿日 : 2016年8月13日
- 読了日 : 2016年8月12日
- 本棚登録日 : 2016年4月16日
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