境界性パーソナリティ障害 (幻冬舎新書 お 6-1)

著者 :
  • 幻冬舎 (2009年5月27日発売)
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本棚登録 : 965
感想 : 81
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境界性パーソナリティ障害について,読みやすい文章で,非常に分かりやすく説明されています.
“障害”という名前こそ付いているけれども,実際には,「過去に受けたトラウマや幼少期の親子関係が原因で身についてしまった,本人を苦しめる考え方の癖」という感じなのだろう,ということが分かりました.

本書では様々な具体例が取り上げられています.中には自分自身の経験と重なるようなものもありました.辛い気持ちになりつつも,今までの自分の苦しさに納得がいく思いがしました.
本書では,本人に対する周囲の人の接し方についても,細かく触れられています.また,もしその人が比較的冷静な状態であれば,苦しい本人自身も試してみようと思えそうな方法も,記載されていました.

良い本でした.

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2017年9月11日
読了日 : 2017年9月11日
本棚登録日 : 2017年9月11日

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