ジーン・ワルツ

著者 :
  • 新潮社 (2008年3月1日発売)
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本棚登録 : 2684
感想 : 425
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265pの厚みの本ですから、すぐに読んでしまいます。
同じく厚労省への提言をたくさん散りばめながら
田口・白鳥シリーズとは違い、作者のやや極端な理想が語られてるのでは?
医療制度の破たんへの悲痛な叫びがこめられていると感じました。

しかし。
人間は子孫を残すように性/行/為に快楽をプログラムされたんだと思うけど
産むの産まないのを意志でコントロール出来る以上
子孫繁栄と性的快楽は一蓮托生ではなくなった。
遺伝子を残すのに必要なのは、男と女ではなく、卵子と精子でしかないのか?

もし、極めて優秀な精子が数百種類で各数兆個ほどあれば。
オスはいらないのかもしれないね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: まじめな本
感想投稿日 : 2013年3月26日
読了日 : 2011年1月17日
本棚登録日 : 2013年3月26日

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