個人的に、この漫画を傑作たらしめ、堂々たる王者の器を示してみせた最重要回が、この巻収録の三日月宗近戦だと思う。漫画に描かれる激闘の行方について、これほどまでに心を掴まれ、息を飲み、のめりこんでしまった経験はそれこそティーネイジャーだった頃以来だ。凄まじきはこの作家の磨き抜かれた漫画技術。素晴らしい。あまりにも素晴らしい。現実の様々なスポーツの名試合と全く同じように、彼らの闘いぶりもまた私の心に刻まれた。こんなに嬉しい読書体験は滅多にない。いい出会いだった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コミック
- 感想投稿日 : 2016年10月26日
- 読了日 : 2016年10月26日
- 本棚登録日 : 2016年10月26日
みんなの感想をみる