夜のピクニック(新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2006年9月7日発売)
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本棚登録 : 1701
感想 : 132
3

登場人津は高校生たち。

舞台となるのは、「歩行祭」という、ほぼ丸一日をかけてひたすら歩くという行事で、そこで出てくる主人公たちの物語。

「歩行祭」というものに、現実感が感じられず、また、登場人津の心理には、それなりに共感できるところがあるものの、少し深みが感じられない。

また、視点人物が変わるのだが(ほぼ交互か)、セリフできづくというもので、やや読みづらい。読んでいて、「ああ、この人の視点から描いているのか」とわかる。
その点が、感情移入しきれないことにもつながるように感じる。

自分が高校生の時に読んでいたら、多少評価が上がっていたかも知れないが、それでもやはり、退屈だったかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本文学 > 現代 > 女性作家
感想投稿日 : 2017年2月9日
読了日 : 2017年2月8日
本棚登録日 : 2017年2月5日

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