君の膵臓をたべたい

著者 :
  • 双葉社 (2015年6月17日発売)
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感想 : 1465
3

読み始めから途中まではイライラしてどうしようもなかった。
手法もなぜそんな書き方をするのか見え透いたところが鼻につく、といった感じで。
どうしよう、読み終えるだろうか、と思ったものの、『誰かが死んじゃう』と涙もろいせいで泣けてしまう私は最終的には涙ボロボロ。
けどね。
話は大体予測はついてて、ちっとも裏切り感もなくて、主人公の突然の死ですら予感してました。何かしら(病気ではないこと)で命を落とすだろうな、と。
で、告白的な遺書めいた日記。
あれもね。大体の予想はつく。
だから落ち着いて読めば大したことない話なのです。
種明かしの技法も全然種明かしになってないし(もう、読者にはわかりきったことでしょう)。
なので、非常に軽い話だと思った。
いい話ではある。
けど、軽い。
何故あんなにブームになるほどに人が群がったのかよくわからんです。
全体的に奥行きがないっていうか。
ちょっと期待外れでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2017年4月2日
読了日 : 2017年3月28日
本棚登録日 : 2017年3月28日

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