533円と安いなぁと思って購入したのだが、2003年に出版された本の文庫版だと購入後に知った。
内容は大前氏の他の本の焼き直し・・・というか逆に、即戦力の磨き方とかが、この本の焼き直しなのか微妙な所だが。
色々なノウハウがやや自慢気味に紹介されているが、大前氏と同じように外資系コンサルにでも就職していない限り、「参考になるかー」と思える記述も多かった。ただ、感銘を受けたのは以下の記述だ。
マッキンゼーのライブラリーには過去、世界各地で手がけた仕事に関するレポートがマイクロフィッシュの形で保存されていた。私は土日の休みも返上し、1年ほどかけてその全てを読破した。理系出身の経済オンチというハンデを克服したい一心だった。
東工大院→MIT→日立→マッキンゼーという経歴を辿ってきた「天才」でさえ、やはり成功するためには人一倍の努力をしているのだなと、関心してしまった。天才でも何でもない凡人が成功するためには、小手先の仕事術よりも、大前氏の努力を見習うべきではなかろうか。そう思った。
あと他に、「サイバー墓参り」というアイデアが紹介されていたが、名前から分かるようにチョット無理があるように思えた。いや、天才は数年先を見越して凡人には理解しがたいときが多々あると聞いたことがあるので、あと10年もすれば、この墓参りも一般化するかもしれないな。
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- 感想投稿日 : 2008年4月13日
- 本棚登録日 : 2008年4月13日
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