屍鬼(五) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2002年2月28日発売)
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感想 : 362
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やっぱり登場人物や諸々の叙述で不必要なところが多かったなーと感じる。エンドも収拾がつかなくなった感じがするなぁ。こういう物語はエンドに行く手前までがピークなのかな。過程はとても楽しめた。内容としては上下巻で十分収まると思った。静信の弱さが嫌い。中途半端な清らかさもイライラする。敏夫の俗っぽさが対称的で、どこで二別されたのかなと。大量虐殺に安っぽい哲学はいらない。ひたすら真っ直ぐで偏った自らの正義をかざすのがせいぜいだろう。太字の静信の小説につながる叙述が本当にいらない。これはそういう類の物語ではない。愚痴ばかりになるが、そこそこ楽しめました笑

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年2月19日
読了日 : 2016年2月19日
本棚登録日 : 2016年2月19日

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