風は山河より〈第6巻〉 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2009年12月24日発売)
3.89
  • (18)
  • (29)
  • (23)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 227
感想 : 17
4

久々に読み応えのある長編を読んだ。
宮城谷氏は元々中国モノが得意ということで、使用される漢語が硬めなのと、序盤の豪族に関する記述が詳細なので、1~2巻は少し読みにくいかも知れない、、、と言うか、ここまでで挫折する方が居るかも?
が、3巻以降は非常にテンポ良く読めるようになる。

戦国時代中期以降に東三河に勢力を伸ばした野田菅沼氏の視点を通して語られる、織田・今川・松平・武田各氏の興亡は戦国モノ好きには堪らない。
特に序盤の松平清康(家康の祖父)に関しては、大著で扱われていることが少ないのでとても興味深く読めた。

以前から文庫化を楽しみに待っていたが、大満足でした(*´▽`*)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 一般小説
感想投稿日 : 2010年3月26日
読了日 : 2010年3月26日
本棚登録日 : 2010年3月26日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする