あられもない祈り

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著者 : 島本理生
ねこ姫さん 恋愛小説   読み終わった 

ブクログのゲラ本プレゼントでいただきました。
日付変わっちゃったけど、まぁ、夜が明ける前ってことで、ぎりぎりセーフ?

正直、読み終わって一番に「レビュー、書きづらいなぁ」と思いました。なぜかというと率直に言って面白くなかったから。

『ナラタージュ』は読みながらせつなくてせつなくて、涙が止まらなくて、まるで自分が恋をして、その恋が終わったかのような、そんな錯覚に陥る恋物語でした。

『大きな熊が来る前に、おやすみ。』は、本作とバックグラウンドの似た男女の恋愛模様を集めた短篇集ですが、もっと登場人物がイメージできたし、感情移入できたし、物語ひとつひとつの色合いみたいなものを、しっかり感じられた気がします。

『一千一秒の日々』では何人かの大学生たちの恋物語の一瞬が丁寧に丁寧に綴られて、それぞれがさりげなくリンクしてゆるゆるとつながっていく、洒落た短篇集でした。
今まで読んだ島本作品はその3冊で、個人的には評価がけっこう高かったので、だから期待が大きすぎたのかもしれません。

この物語では〈私〉にも〈あなた〉にも存在感がない。それに、言い訳のように過去のエピソードが露骨に語られるのにも興ざめしてしまって、最後まで誰にも感情移入できませんでした。

読後に後味の悪さが残る作品で、とても残念でした。

レビュー投稿日
2010年5月11日
読了日
2010年5月5日
本棚登録日
2010年5月5日
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